伊勢志摩釣り行脚　

サツキマスとは本来アマゴが海に降りスモルト化したものとされている。

しかし現代、ほとんどの河川には多くの人口のダム湖が設けられ降海できないアマゴが殆ど。

それでも彼らにはダム湖を海の代わりとし逞しく成長するものがいる。

ランドロックと呼ばれるそれらの個体に会いに行った。

標高の高い山間のダム湖。

バスアングラーで賑わう中、インレットにて

稚鮎の群れが遡上する中スプーンに反応したのは30ｃｍと小柄ながらこの地方ならグッドサイズなレインボー。




何度もジャンプを繰り返したワイルド化した美しいヒレピンの個体。

ボトムを流れに乗せてドリフトさせるとやはり定番外道のウグイも顔をだしてくれた。



時折大きなライズが起こる筋へミノーを。

何者かが表層で踊るミノーに勢いよく襲い掛かった。

レインボウほど派手なファイトではないものの勢いのある突っ込みを見せローリングする魚体。

本命、ランドロック　サツキマス　32ｃｍ。



海に降海できる河川ではサボリ、モドリなどと呼ばれる固体と同じで全体に細く本来のサツキと比べると華奢な印象を受ける身体つきではあるがダム湖という過酷な環境を生き抜いた彼らもやはり美しく力強い雰囲気を纏っている。

更に1匹小型を掛けたのだが惜しくもフックオフ。