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三重県津市在住のへっぽこアングラー。
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2017年09月22日

シーバス、ヒラスズキ IN 東紀州

前回の台風釣行ではヒラ一匹しか釣る時間がなく不完全燃焼。
台風の翌日は所用で行けず翌々日、水量と水色が気になりつつも行って参りました三重県は東紀州
シーバス釣行!!

この日も朝は所用で潰れ15時からの出発。
夕マズメのディシーバスと入ってきていればヒラスズキ狙い、日が落ちてからは河川のランカーマルスズキ狙いという算段。

なんとか夕方の退勤ラッシュにも捕まらずマズメ前の17時前にポイント入り。
ポイントのコンディションを確認すると前々日の台風による濁りはまだ多少残っており水量も豊富で申し分ない状況。
その上この日は大潮で満潮が17時32分。
いつもより活性の高いシーバスが流されてくるベイトを捕食しようと遡上してきているはず。

ウェーダーを履き下げ潮が効きはじめるまで打つ流れを下見していると台風で流されてきたであろう真新しい砂に足跡が・・
ここに各シーズン何年も通っているが釣り人の足跡は滅多に見たことがないので驚いた。
恐らく昨日から今朝方台風後の一番良いタイミングでアングラーが入っていたのだろうが正直マズイ。
というのはこの地方、大きな湾など無く丘陵の地形のせいで河川の規模も小さくシーバスゲームが盛んでストック量も多いと言われている東京湾はもちろん伊勢湾なんかの河川よりもあきらかにシーバスの量が少なく感じるからだ。
自分の釣っているなかでも木曽三川や鈴鹿、雲出等より数が出にくい。
しかも流域に平野が少なくダムや田畑はもちろん大きな工業地帯も無い為水質は透明などクリアで
プレッシャーに弱い。
それだけに先行者の有無は大きな釣果をわける要素となる。
一瞬このポイントを捨て他の人が入ってなさそうなポイントに行くか迷ったが水色、水量と流されて弱っているアユを発見したので夕マズメはここにかけようと思い止まり一番魚をストックしていそうな流れで陣取ることに。

17時半を過ぎ下げ潮がききはじめたのを確認し満を持して第1投。
まずは活性の高い魚をトップウォーターでチェック。
ジャイアントドックエックスで弱って流されて行くベイトを演出する。
瀬からの落ち込みへダウンでラインスラッグを出しながらルアーをドリフト気味に送り込む。
落ち込みのヨレにさしかかった直後

「バァッコォンッ!!!」

思い描いた通りに1投目から出た!!!!
フルキャスト後更に流してのバイトの為ラインスラッグを全力で回収し重みを感じながらしっかりとフッキング!!
すぐさまエラ洗いしルアーを外そうとするがロッドを寝かせてしのぎテトラに巻かれる前にごり巻きで寄せる。
水量の増加での太い流れで実際のサイズよりも重みがあったもののフッキングポイントが口の先端だったため流れに逆らいながらもすんなりランディング。

シーバス、ヒラスズキ IN 東紀州

小さいながらもとりあえず狙い通りに出せた一匹
40台後半と思いきや計ってみると意外と56㎝。
ヒラや他の魚を見ていると体高がないため小さく感じる?
今日は持ち帰り指令が出ているのでストリンガーに繋ぎ次のキャストへ。
先程と同じコース、落ち込みからのヨレ・・・
2匹目は出ないか・・ならばともうひとつの流れの落ち込みへ同じようにアプローチ。
ペンシルをドッグウォークさせ流れに逆らいながらも流されて行くベイトを演じる。
ペンシルがテトラ脇の流れのヨレにさしかかった・・・「出ろ!!出ろ!!!」と念じるものの残念ながら出ずルアーを回収がてら流れを登って行くベイトのようにドッグウォークさせて来るとギランッ「バシャッ!!」
まさかの流れの中でのバイト!!!
反射的にそのままフッキングすると直後テイルウォークしながらエラ洗い。
小さいながらもヒラスズキらしいファイトで上がってきたのは30㎝台のヒラセイゴ。
ランディングするまでもないサイズで足元でオートリリース。。
このあと同じサイズを追加するものの日が落ちて来たのでサブサーフェイスへチェンジ。
悟空88s、モアザンクロスウェイク90SSRを流していくも同じサイズのヒラセイゴを更に一匹追加したのみ。
念のため最後にレンジを下げラブラ90sでチェックするも不発に終わり他のポイントを打とうと上流を眺めると他のアングラーが見えた為後ろ髪をひかれつつ見切りをつけポイントを移動する事に。

ちらほらと各ポイントを覗きながら19時30分頃下げ七分程のタイミングで予定していた2ヶ所目に到着。
有名ポイントだけに予測はしていたもののやはり先行者がいる様子。
挨拶をし対岸に入らせてもらおうかと考えたが邪魔をしても悪いので見切りをつけ更に移動。
こちらも1ヶ所目同様今まで他のアングラーとバッティングはしたことはないマイナーポイント。
水面を確認すると流されてくる雑草やウィードとパチャッとセイゴサイズのライズがチラホラ。
ランカーサイズを思わせる大きな捕食音はないものの食っているであろうベイトがベイトだけに捕食音の有無だけでは判断はできない。
経験上水質、ベイトの性質上いればどんなルアーでもというポイントではないのだがしっかりとパターンにはめれればすんなりと結果が出るはず。
最初から鉄板レンジに違和感を与えずに流せる鉄板ルアーを選びショートキャスト、手前のブレイク沿いからアプローチ。
着水後ショートトゥッイッチ気味にロッドを動かしルアーを一瞬平打たせ停止流れに任せてそのままドリフトさせなが流してく・・・
「コココッ」
すぐさまセイゴサイズと思われるつつくようなバイト。
フッキングさせないようにワンテンポ置いてショートジャークで千鳥らせまたドリフト・・・
「コンッ!ゴッゴッ!」
セイゴサイズのついばむようなバイトではなく一回のアタリが長くそれなりに良型の予感。
緊張の一瞬。しっかりと重み感じながらフッキング!!!
のったようだが残念ながら重さはそれほどでも無い為極力エラ洗いさせないように一気に寄せて水溜まりにずり上げ。

シーバス、ヒラスズキ IN 東紀州

案の定47㎝と小型。
これじゃないとサイズに落胆しながらもう一度同じコースをチェックするがセイゴサイズのバイトを掛けてしまい手前のポイントを休める為立ち位置を替え対岸寄りのブレイクラインを攻めることに。
同じようなレンジ、アクションでも重心移動式のルアーへチェンジしロングキャスト。
鉄板ルアーよりも少しボリュームがある為見切られるかと心配したが1投目からセイゴサイズのバイトがありひとまずは安心。
セイゴサイズをかけないように避けつつ2投目。
着水後ルアーの重心を戻しつつショートジャーク入れた瞬間「コンッゴンッ!ゴンッ!」とバイト!!!遠方の為すかさず大きくフッキングすると先程よりもズッシリとした重量感。
何度かエラ洗いをくらいつつも場を荒らさないために走らせずにロッドに仕事をさせごり巻きランディング。

シーバス、ヒラスズキ IN 東紀州

62㎝。
狙っていたサイズではないものの中型と呼べる綺麗な魚体。
この地方の魚は水が綺麗なので腹ヒレや尻ヒレも白く美しく伊勢湾奥の魚のように嫌な臭いもしなくていい。
もちろんスズキ特有の魚臭はするもののこのサイズなら大型よりもそれも気にならない為キープ。
ストリンガーに繋ぎすぐさま次のキャスト。
同じ対岸のブレイクライン沿いをアプローチするも流石に場所が荒れたか先程とは打って変わってセイゴサイズのバイトも無く沈黙。
仕方なく一腹しながらしばらく時間をおき立ち位置を変えて再度アプローチするとセイゴサイズのバイトが戻り再び40㎝台を一匹追加するものの大型は引き出せない。
そろそろ潮も下げ5分前後、先程の先行者がいたポイントを打ちに行きたい時間が迫っているため最後にレンジを下げてセイゴサイズの下にいるであろう大型の鼻先にルアーを送り込むべくルアーチェンジ。
TKLMとシンペンと試作ルアーでチェックしていくもバイトは得られず回収時レンジが上がった時にセイゴサイズを追加して終了。
移動しようと魚を〆め内蔵とウロコの処理をしていると電話が入り予定より早く帰宅しなければならなくなり泣く泣くストップフィッシング。

干潮まで段取りを予定していたのに残念。
結局台風後の釣行にかかわらずランカーサイズどころか70㎝台も出せず無念な結果に終わりました。

それにしてもやはり中弾性のブランクスとトラウトロッド寄りのミディアム気味のテーパーデザインのロッドは掛けた後ラフにやり取りしても楽でいい。
レガーロ90Lのかわりにダイコーが解散する前にレイヴン90Lを買っておけば良かった・・
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シーバス、ヒラスズキ IN 東紀州
シーバス、ヒラスズキ IN 東紀州

釣った魚はスズキの幽庵焼きに。
柚子で香り付けすればスズキの臭みが苦手な方にもお奨めです。
でもやっぱ食べるならヒラスズキのほうがクセがなく鯛のような甘味があって好み。

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